q-BOOK

内容は、ないよう。

犬ジステンパーウイルス感染症

昨日と今日、ゴン太を病院に連れていった。

錦町にある有名な動物病院だ。

先生もスタッフも病院内も、みんな感じが良い。


ゴンをひとめ見るなり、先生は険しい顔をした。

・・・おそらくジステンパーですね

素人判断でもそうじゃないかと思うような症状だが、

いちおうそうじゃない可能性を示唆してもらえるんではないかという淡い期待が、

しゅわしゅわ音をたてて消えていった。


そもそもジステンパーというのは、こちらのほうではあまり出ていなかったらしい。

東京では症例も多いらしいのだが、

この病院では今年、ゴンが2例目だそうだ。


このまえもひどい症状のフェレットが来て、

と先生は教えてくれた。

見た目的な症状はこの仔とよく似てるんですけどね。


しかしゴン太と違ってその仔は、神経にきていて、もう手遅れの状態で。

安楽死させたと言っていた。

よくよく聞いてみると、それは妹のとこのfullだったようだ。


やっぱり。
ゴン太は、発症したその仔に噛み付いているのだ。


なんとか良くなって欲しいと願っている私たちは、

それでもしつこくしつこく先生を質問攻めにした。

ゴハンも良く食べてます。

そう言うと、

安楽死させた仔も、きちんと食べてたみたいですし。

と言った。

ジステンパーは、症状に個体差のある不治の病なのだ。


2日の通院で、

体重を計り(1070g)、

皮膚検査をしてもらい(ダニ等アレルギー原因は検出されず)、

抗生剤を注射し、目薬とかゆみ止め点耳薬と粉タイプの抗生物質を処方してもらった。

病気による不快感を取り去るための対症療法。


これからどんどん症状が進み、脳障害も出てくるかも知れない。

てんかんの発作が現れたときには、毛布をかぶせておとなしく寝かせること。

最悪の結果も頭に入れておいてくださいと言われた。

でも。


しつこいようだがジステンパーによる死亡率は『ほぼ』100%なのであって。

ほんの少しでも可能性があるならどこまでも闘おうと、改めて思った。


夜、友人から食事に誘われるが断る。ゴメン、今はゴンが大事。