q-BOOK

内容は、ないよう。

前夜

クーピーペンシルで、かしかしとカードを描きながら、
そのカードをあげる、
明日式を挙げる友達のことを考えていました。
だんなさまになる彼との交際中は、
すごく悩みの多い子でした。
心配になって一晩付き合ったり、
深夜、車で迎えに行ったこともあった。
いつも彼とケンカしてたし、
人一倍寂しがり屋だった気がする。
そんな彼女が明日、花嫁になるのだ。
背の高い、色の白い、スタイルのよい可愛い子なので、
白いドレスが似合うだろうな。
長いベールもひらひらして、きっとキレイだ。
とうとう明日か。大丈夫かな。
緊張しいなので、
ごはん食べれたかな、とか、今夜眠れるかな、とか、
きはらんの寝息をBGMに一人心配してみたりしています。
私は経験のないことなので実際は分からないけど、
結婚前夜といえば、
のび太くんとしずかちゃんのことを思い出します。
あんな感じなんだろうか。
私を、式にも呼んでくれた。
ので、ちょっと、こちらまで緊張してます。
座ってるだけなんだろうけど、ドキドキする。
彼女の緊張がきっと、伝わっているのだと思う。
ふう。
ドキドキするけど、でもまあ、考えめえ。
楽しみだけ残して、
お化粧のノリも気になるところなので、私もそろそろ寝ます。

『息を吸おうとする意思 真っ直ぐに あなたを見つめる為』

三国駅

三国駅

式は夕方からなので、明日はちょっとゆっくりめに起きよう。
おやすみなさい。