q-BOOK

内容は、ないよう。

大事なこと

コンビニに寄った。
軒下で、おびただしい数の学生が、雨宿りをしていた。
みんなそろって顔が幼かったので、たぶん中学生だろう。
私はさしていた傘を傘立てに入れ、店内に入り、
買いものを済ませ、外に出た。
ら。
・・・
傘立てのところにこんもりと中学生がたかっていて、
傘が取れないのだ。
はいはい、というふうに割りこみ、どうにか自分の傘を取る。
集団を回りこむようにして移動しなければならないので、雨に濡れてしまう。
私だけではなく、他のお客さんだってそうしなければ外に出ることすら出来ない。
そんな周りの様子を知ってか知らずか、
その邪魔な中学生たちは場所を譲ろうともしなかった。
・・・
む。
むむ。
なんであたしらが遠慮しないといかんのよ。
・・・
けしからーん!
・・・
と、私が波平さんなら、両手を振り回して雷を落としていたとこだ。
・・・
まだまだ子供だ、話に夢中になるのは分かる。
でもね。
もっと周りのことを考えないとだめだよ。
だめな大人(私もわりとそうだけど)になってしまう。
常識だったり、マナーだったり、思いやりだったり、集団の怖さだったり。
勉強よりもっと、もっともっと、教えるべき大事なことって、
絶対に絶対にあると思う昨今であります。