q-BOOK

内容は、ないよう。

ゴン太くん

ケージの外に出している。
遅番なのでゆっくりはしているけど、時間の余裕はそんなにない。
けど昨日出してなくて、
今朝見たらケージの床面にぺたんとお腹をくっつけて寝そべって、
こっちをまっすぐ見ていじけていたので(ホントだよ)、
支度を始めるまで、と思い出してやった。
ゆうべなんか、私が台所にいる間に、
ケージの近くに置いていたアイロン台の上の私のシャツ(お気に入り)の袖を、
ずるずるずる、とケージの中に引きずりこんでいた。
ハイハイ、ごめんね。
出してやると、のっけからいきなりハイテンション。
ばたばたばた、と足音もうるさく駆けずり回り、
お得意のイタチジャンプでぴょんぴょん飛び跳ねる。
ケージ横に詰んであるトイレシーツの袋にダイブし、
私のかばんの中の飴を噛み砕き(もちろん取り上げました)、
畳カーペット(というのか)の上のきはらん用の毛布にもぐり込む。
あーコラ、くさいって怒られるよー?
でも出たり入ったり、
しっぽをパタパタと振って嬉しそうなので、そのままにしておく。
でもそろそろ、私の支度の時間が近づいてきたので、ケージに戻さなくちゃ。
まだバタバタ遊んでいるゴンにそーっと近づいて抱き上げる。
ケージに入れると、ゴン太はすぐに水をごきゅごきゅ飲んだ。
飲んだら、いつものいじけポーズ。
やれやれ。
ゴン太的にはまだまだ満足していないみたいだけど、こればっかりは仕方ない。
ゴメンね、おかあちゃん、ばっちり稼いでくるからねー。