q-BOOK

内容は、ないよう。

ゴン太、病院へ行く

今日はきはらんと同じ休日だったため、

調子の悪いゴン太を病院に連れていった。

途中で妹を拾い、別府のS動物病院へ。


ゴンを見てくれたのは、若い女医さんだった。

先生は開口一番、皮膚が真っ赤ですね、と言った。


目やにも出てますね。

耳も汚れてますね。

ダニかなあ。

ちょっと痛いことするけど、ゴメンね。


先生は、ゴンの足の裏をガリガリかいたり、耳垢を取ったり、

レントゲンをとったりしていろいろ調べてくれた。


おとなしいですね。

と言うので、いつもは元気なんです、という。


若さがないですね。

だから心配なんだってば。


検査の結果、ダニは出てこなかったし、お腹に異物の影も認められなかった。

インスリノーマも違うらしかった。


アレルギーかも知れないですね。

まずは皮膚の赤いのを治してあげましょう。

それからですね。


ということで、

『JOY殿』と書かれた(妹の付けた本当の名前はjoyという)薬をもらう。

ゴンはそのまま、またしばらくうちで預かることになった。

移動中、ゴンはずっとケージの中で丸くなって寝ていた。

いつもなら、ガリガリ音を立てて、

出せってんだコノヤロウ!

と言わんばかりの勢いを見せる暴れん坊なのに。


妹の言っていた、

『fullとおんなじ症状だ』『fullとおんなじ匂いがする』という言葉が気になる。

fullと言うのは妹のうちにいた新入りくんで、

ジステンパーにかかり安楽死という最期を迎えたフェレットのことである。


うちに帰ってネットでジステンパーを調べる。

驚くほど今のゴンの症状と似ている。

どのページを見てもそう。

そうなるともう、そうとしか考えられなくなってくる。

病院の先生も、『今のところ』、ジステンパーだとは言い切れません、

て言ってたし。


ってことはジステンパーの可能性もあるってことよね。


ショックを隠せない私を、妹もきはらんも、

まだ決まったわけじゃないし、先生もそうとは言ってないし、

と励ましてくれるのだが・・・


とりあえず薬を飲ませて様子を見て、看病してやらなくちゃ。


ゴン、

頼むから生きててちょうだいね。

どんだけ臭くてもハゲても醜くなっても構わないから。

一緒に頑張ろうね。