q-BOOK

内容は、ないよう。

今いちばん欲しいもの

それは『気にしない』というスキルです。
わたしのことを好きで、わたしに甘えてるとその人は言うけど、
そしてわたしもそう思うようにはしているけど、でも色々と、限界はあるのですよ。
数年間、何を言われてもへらへら笑っていたわたしにも大いに責任はある。
それは分かる。
でも。
誰かと関わって、
わたしのせいで(というかなんというか)その場の雰囲気が悪くなるのは嫌なのだ。
なのでわたしはいつも、その他大勢でいたい。
目立ちたくないというか、肩書もいらないし、特別な仕事もしたくない。
いるのかいないのか分からないくらいの存在でいい。
いつも、心からそう思っているのだけど。
・・・
つらい。解放されたい。ただそれだけ。
嫌と言えない自分がふがいない。
あーあ。
そっとしておいてください。
・・・

・・・
洗濯物をとりこむためにベランダに出ると、夜空がきれい。
左右対称な大きな羽のような薄い白い雲と、空の高い位置で輝く月と。
はあ。
ため息が出るよ。
逃げたいな。