q-BOOK

内容は、ないよう。

ゴンたん、病院へ行く。

夜、ゴン太郎を病院へ連れていく。
ここ一ヶ月くらい良く吐くし、うんちも今日は一度もしてないんです、と訴える。
ふむぅ、と先生。
まず、体重を量る。780グラム。
1年半前くらいに量ったら1020グラムほどあったので、だいぶ減っていることになる。
しかも、ここ最近で一気にやせたのだ。
抱き上げたり、あちこちをもみもみしたり、聴診器を当てたり。
診察台の上、先生は、丁寧にゴン太郎を診てくれた。
何歳になりました?と聞かれたので、7歳か8歳くらいです、と答える。
すると・・・
この歳のフェレットにしては、元気です。キレイに歳をとってますよ。
とのこと。
えええええ??
ほんとですか??
やせてきたり後ろ足が弱くなったり食が細くなったり、というのは、
人間が歳を取ってそうなるように、フェレットだって特に心配はないそうだ。
急を要するようなことは、ないんですか?と、念を押す私。
大丈夫、全然食べなくなってから連れてくる人が多いですよ、と先生。
うちの場合は、若い頃がほんとぴょんぴょんと元気いっぱいだったので、
日がな一日寝てばかりいる最近の様子が、ほんとに心配だったのだ。
今日だって、
これは良くないですね、じゃあ今から開腹手術をします、
とか言われたらどうしよう、と良からぬ想像ばかりしてずっと不安だったので、
ほんとうに、ほんとうに、心から、安心した。
(そればかりか、歯もキレイだし、毛ツヤもいいですね、と誉められました)
ただ、腎臓の機能が弱ってるみたいですね、
すい臓もちょっと大きくなってるみたいだし、と先生。
でもそれは、このくらい高齢のフェレットは大体そうなるものだそうだ。
あとはどこまで検査するか、ということらしく、
気になるようであれば、
血液検査やエコーなどの精密検査をするのもいいだろうとのこと。
おしっこをたくさんすれば、吐き気も抑えられるでしょう、ということで、
腎臓の機能を手助けするために、背中に50ccの点滴をしてもらう。
ちくっとされてびっくりしたのか痛かったのか、
看護士さんと先生の手の中でじたばたするゴン太郎。
とりあえず、これで様子を見てください、と先生。
再診料と点滴代の2940円を支払って、帰宅。
ゴン太郎は、行きの車の中では丸まって寝ていたのだけど、
色々と診察されて興奮したのか、帰りの車の中&家に帰ってしばらくは、
わりと元気に動いていた。
ケージの中に移してからも、ハンモックの上に仁王立ちになり、
わたしと目が合うたびに”出せ出せ”ビームを発していたけど、
もう遅いし、点滴打ったあとだし、今日は出されんの、と声をかけると、
ああそう、もうダメなのね、と、あきらめたふうに寝床へともぐっていった。
でもほんと、よかった。
またもうちょっとしたら、連れてこうかな。
先生は、10歳を超えたフェレットもたまに来ますよ、と言っていた。
ゴン太郎も、その先輩にあやかって、もっともっと長生きしてくれますように。
何度も言うけど、今日は、ほんとうに、ほんとうに、安心しました。