q-BOOK

内容は、ないよう。

『送り出す』

さっき、『きはらんを送り出し』、と書いたのだけど、
よくよく考えると『送り出す』というのは、
アナタ、朝ですよー、と夫を起こし、朝食の支度をして、
シャツにネクタイなんかをきゅきゅっと締めてあげて、
最後に黒いかばんを持たせてあげて
いってらっしゃい、頑張ってね、というのが本当のような気がする。*1
そうなると、である。
きはらんのほうが早起きで、朝ごはんが準備してあるわけでもなくて、
彼は一から十まで全部、自分で自分の身支度を済ませて、
あげく妻である私はその間じゅうずっと寝ていて、
じゃあ行ってくるよ、という声でようやくベッドから起き出し、
半分ほど*2しか開いていない目で玄関までよたよたとついていき、
行ってらっさい、とふらふら手を振るだけのわたしは、
果たして夫を『送り出し』ていると言えるのだろうか。否。
結婚4年目、
仲だけは相変わらずすごく良いから、こんな夫婦の形もあるのだろうけど、
いまだに、寝るときに指輪をしたままだと気持ち悪いくらいの感覚だし、
だから、どうにもこうにも人並みにいかんのかも知れないですな。(他人事?)

*1:もちろんわたしはエプロン着用である

*2:イヤ三分の一だな