q-BOOK

内容は、ないよう。

帰省

実家に電話をした。
毎年この時期になると、丸々とした立派な梨が一箱届く。
家で作っているわけではなくて『行きつけの梨園*1で買ったものを送ってくれるのだ。
そんなわけで、実家に電話をした。
もしもし、と最初に出た父親に”ありがとう”とお礼を言うと、
○○くん(夫です)は元気か?盆休みはあるのか?、と聞かれたので、
うん、今日からお休みみたいよ、と答えると、
じゃあ帰ってくればいいのに、と言う。
だって、わたし仕事だもん、と答えると、イヤ、おまえはいいのよ、と父親。
はぁ?
おいおい、と思う私をよそに、
○○くんひとりで帰ってこんかなぁ、と続けて言う。
はいはい、じゃあそう伝えておくから、と私。
そのあと、電話の相手が母親に替わった。
すると、○○くんはお盆休みじゃないの?、とまたもや聞いてくる。
うん、今日からだよ、とまたもや答える私。
すると・・・
じゃあ帰ってくればいいのにね、と母親。
だってわたし休めない、と答えると、違うのよ○○くんよ、と母。
えええええ。
あんたもかい、と心の中でつっこむ私をよそに、
母親までもが、○○くんひとりじゃ帰らないかな、嫌かなぁ、と繰り返す。
いやいやいやいや。そういう問題ではなくて。
あなたがたの可愛い子供は夫ではなくてこの私のはずですが。
電話口でやり取りしているのを聞いていた限りでは、
父と母はリビングと寝室という、お互い廊下の端と端の、離れた部屋にいたようなのに。
こらこら。どこまで婿(婿ではないけど)が好きなんだ。
自分ちの実家ではないのに、*2
うちの夫が遠く離れた鹿児島の田舎のほうまで一人で出掛けるわけないじゃないですかー。
やれやれ、と思いつつ電話を切る。
でもホント、わたしの仕事がカレンダーどおりに休める業種だったら、
お盆もお正月も、普通の家族みたいに実家に帰れるのになあ。
と、いうのが本心だけど、
今の仕事を選んだのは自分だし、
またの機会を楽しみに、日々を頑張ろうと思います。(前向き)

*1:というのがあるのもおかしな話だけど

*2:しかもよりにもよって嫁の実家だし