q-BOOK

内容は、ないよう。

ネクタイ

唐突ではありますが、私はネクタイが結べません。
少女と呼ばれるくらいの歳の頃からずっと、
アナタ、行ってらっしゃい、というあの、
テレビドラマでお馴染みの朝の風景に憧れていたのは事実なのですが。
私のオットであるきはらんは、
冠婚葬祭の時くらいしかスーツを着る機会がない人なので、
私ももちろんネクタイの結び方なんか分からないというわけです。
でもせめて気分だけでも味わいたい。
なのでそういう時には、
率先して結んであげるようにしています(見よう見まねで)。
結局結べなくて、
イライラされて自分でやり直されてしまうのがオチなんですけど。
きはらん今からサラリーマンにでも転職しないかなあ…

なーんて。
バイト先のお店に出入りする、スーツ姿の男の人を目にするたび、
そんなことを思う昼下がりなのでありました。