q-BOOK

内容は、ないよう。

900円

自動販売機で150円のアップルティーを買おうとして、
1050円投入しました。
ボタンを押す。
がこがこん。
紅茶が出る。
家に帰る。
車を駐車場に停めて、4階にある自分の部屋まで上がる。
明日の準備を兼ねてカバン&お財布の整理。
そして思い出した。
・・・
・・・
あ、お釣り!!
・・・
・・・
・・・
そう、900円のお釣りを取るのを忘れていたのです。
思い出した時点で、急いで、車を出して、さっき紅茶を買った場所へ。
自販機に車を横付けして、お釣りの取り出し口を確認。
・・・
ない。
・・・
そう、あるはずないんです。
だって、周りにたくさん若者もたむろしているし。
ハナから疑っているけど、だって、
私ももし若者側だったら、ありがたく頂戴しているかも知れない。
・・・
はあ。
・・・
ショックは大きいけれど、持ちつ持たれつ。(違う)
誰かのフトコロを潤したであろう900円は、
きっと回り回ってまた私のところに帰ってくるのだ、きっと。
(そう思わないとまあ、やってられない感はあるのだけど)
ただ、今は、
お釣りを900円ぴったりにしていた自分の律儀さが悔しいのであった。