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内容は、ないよう。

10年ぶりの曽我部さんの感想ですが・・・
うーん。
うーん。
うーん。
結論からいうと、楽しかった。
けど・・・。
うーん。
また行きたいか?と聞かれたら、行きたい!と即答できないと思う。
曽我部さんがどうこうという問題ではなくて、
本当に私個人の問題だったりするんですけど、やっぱり、
どこかにサニーデイの欠片は落ちていないか、と探してしまうのです。
それを乗り越えない限り、彼の音楽を心から楽しめない気がする。
『トラウマ』という言葉を身をもって感じてしまった。
曽我部さんのギターはあの頃と同じ音で鳴っていたけど、
曽我部さんの隣でベースを弾く若者はなぜ田中くんではないのだろう、
とか、
ドラムが晴茂くんじゃないのがうまく受け止められなかったり。
ホールの空気は、桃色には染まらなかったんです。
染まったのかも知れないけど、私には感じることができなかった。
変ですよね?
でも本当に、それだけ、
サニーデイ・サービス』というバンドは特別な存在だったのです。
だから、そういう感情もアリなのではないかと思ったりしています。
これはもう、しかたのないことなのです。
私も、彼も、歳を取ったんです。
お互いに変わって当然なのです。
サニーデイの曲もいくつか演奏してくれました。
(すごいうまいコピーバンドみたいな感は否めなかったですけど)
(あのボーカルの人、曽我部さんに似てるね声、みたいな)
シルバー・スターをやってくれて、
『24時間とちょっと 君の声まだ聞こえず』という、
大好きなフレーズがあるんですけど、それが聴けてしあわせでした。

24時

24時

そうだ、恋におちたらをやっていて、
それは聴いていたら、
なんていうかもう、いろいろ緩みました。良かった。
でもやっぱり、田中くんのベースで聴きたかったなああ・・・。(はいはい)
東京

東京

ランデヴーバンドというほうでは、
サニーデイ・サービス

サニーデイ・サービス

↑これの全曲弾き語りをやってるそうです。
そっち見たほうが良かったんやろか、とか元も子もないことを思ったり。
ピンクムーンとか聴きたかったなあ。
悲喜こもごも。
でも、会場は老若男女お客さんがぎっしりで、
すごい踊り狂ってる子たちとかいて、みんなすごい楽しそうだった。
ステージに乗り込んでってメンバーと一緒に踊っちゃう男の子たちとかいて、
ちょっとそれはうらやましくてほほえましくてつられて笑顔になりました。
ってそれをまあ、壁際から傍観してたわけですけど。
あの輪の中にはもう入れないなあと思って、
ちょっと、寂しかったです。(しんみり)
ライブ行って、こんな感情を持つのは初めてなので、正直戸惑いました。
うーん、仕方ない。
人は変わるものなのです。