q-BOOK

内容は、ないよう。

料理

きはらんが、台所に立っている。
まな板の上には、ひとくち大に切られ、黒胡椒を振られた鶏肉。
白い陶鍋の中には、皮付きのじゃがいも。
なんだなんだ。
すごい、何が出来るの?とのぞきこもうとしたら、
来んじゃねーよ、とたちまち牽制された。
・・・
ひどい。
・・・
ええ、ええ、確かに。
今朝、気持ち良さそうに寝ているきはらんの足の甲を思いっきり踏んだのは私ですけど。
床にあおむけに寝ているところを踏んだもんだから、
変な角度に曲がったなという感触と、ぐあっ、というきはらんの悲鳴は認識しましたが。
・・・
根に持っていらっしゃるのね。
・・・
だって急いでいたんですもの。
コンタクトもしてなくて、世界がぼやけていたし。
・・・
・・・
なんか油の匂いがしてきましたよ。
もっかい様子を見てこようかな。