q-BOOK

内容は、ないよう。

足元

私は目が悪いので、コンタクトと眼鏡を併用して生活している。
裸眼で0.02とかそういう世界なので、
眼鏡のほうは、いわゆる『牛乳瓶の底メガネ』というやつだ。
最近作ったものなので、コンタクトよりもずいぶん度が強い。
そのためか、このメガネをしていると歩行に支障が出るのだ。
部屋の中をうろうろする分には平気なのだが、
朝、起き抜けにゴミを出しに行く時などが問題で、
今までも何度か、階段を転げそうになったことがある。
段差を、うまく把握出来ないのだ。
地面がゆらゆらする、というほどではないが、
度が強いのとか、メガネと裸眼の境目の加減とか、
どうやらいろんなことが関係しているようなのだが。
今朝も、部屋から出て一段目の段差で、つまづきそうになった。
メガネで階段を降りるときは、手を壁につけて、半分体を支えるようにして降りる。
ゴミなど、荷物を持っているときは、ちょっと大変だ。
ふだんは、当たり前のようにコンタクトをつけているので、
こういうことに困ったりすることはないのだが、
『当たり前の生活』では気付かないことってたくさんあるような気がする。
『意識すること』って、ホントはもっと大事なんじゃないのだろうか。
・・・
私はきっと、ぼんやり生きていき過ぎなので、
(自慢ではないが視界もせまく、人とすれ違うのが苦手です)
もっと色んな方向に目を向けられる人になりたいと思っている冬の朝です。