q-BOOK

内容は、ないよう。

こぐま

早朝。
携帯のアラームにも負けずすぴーと気持ちよく寝ていたら、
休みだからって早く起きてそこらへんをうろうろしていたきはらんが、
口の中にみかんを入れてきた。
もちろん、夢を見て気持ちよく寝ていたわけだから、
最初は何が入ってきたのか分からず。
起きてすぐポテチが食べられるほど食欲が発達している私なので、
もぐもぐ。
口に入ったものはとりあえず食べてみる(礼儀)。
・・・
みかんですか、これは。
私はいま、みかんば食べとるということですか?
・・・
もぐもぐ、ごっくん。甘い。
もっと、と欲しがる私の様子を見てきはらんは、
『こぐまみたいな顔して』と言い放った。
小熊?
仮にも一度は恋に落ちたこともあって、
好きで一緒に暮らしている、
幸せそうに寝ている女の口にみかんつっこんでおいて、
それはないんじゃないのか、と。(うっとうしい)
こぐまって、くまの子供のことだぜ、ハニー。
まあ付き合って4年も経って結婚もしないまんまで、
こうなってしまうのは無理もない気もするけどね。
なんか、マチガットルぞ。
間違ってもきはらんの前ではよだれくわないようにしなくちゃ。