晩夏

『ゆく夏に名残る暑さは　夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭』

晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前

晩夏かあ。なんだか良い響き。
ゆうべ、最終バスを逃して（何度目だ）橋の向こうまで歩いたけど、
風が気持ち良くて、今まで感じていたしつこいような暑さは感じられなかった。
住んでいる部屋も仕事場も、空調が効いていて快適なのだけど、
季節を肌で感じることって、すごく少なくなってきてる。
真夏の狂ったような暑さは感じたくないけど、これからは大好きな秋だ。
少しでも外に出て、なんでもない景色や空気や音や匂いに、
いちいち感動できるりっぱな人間になりたい。