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内容は、ないよう。

ミュール

お気に入りのミュールがあります。
かれこれもう4、5年は履いてます。
ボロボロで、自慢の本皮も剥げていたりして、
きはらんや友人に
『それもう無理じゃない?』とか『新しいの買いなよ』とか、
いっつも言われてしまうかわいそうなミュールです。
でも毎回、履くたびに惚れ惚れしてしまうほど好きです。
ぽってりしたフォルム、足に馴染む色味。
デザインも何もなく、いたってシンプルなものなのですが、
履いたときの感覚も素晴らしく良くって、
とても好ましい一体感を得られるのです。
良いお値段がしたので、
買った当初は大事に大事に履いていましたが、
今では1年中、しんしんと凍りそうな真冬にも履いてます。
今気づきましたが、きはらんよりも付き合いが長いです。
足首にストラップを巻いて履くタイプのものですが、
まだまだ不便はありません。
パンプスとか他に新しく買っても、やっぱり履いてしまいます。
でもきっといつか壊れてしまう。考えると悲しいです。
同じ型がないかな、と思いショップに足を運んだりしますが、
最近ではとんがったタイプが主流のようで、
なかなか『2代目』と出会うことが出来ません。
ボロボロのジーンズとかくたびれたシャツとか、
わりと平気で着ていられるほうですが、
同窓会的な集まりに行くと、みんな揃ってキレイな格好をしていて、
ちょっと気後れします。
そろそろ卒業したほうがいいのかな。