q-BOOK

内容は、ないよう。

Cake

と、言っても女の子が好きな甘いアレではなく。


サクラメントの産んだスーパースター、天下無敵のロックンローラー

『ケイク』である。


今日聴いているのは『プレッシャー・チーフ』。

Pressure Chief

Pressure Chief

学生のころ『解けない魔法』を聴いて、

見事!イチコロ!ノックダウン!してしまった私は、

旧作を買い集め、貪るように浴びるように毎日聴いていた。

こないだ、3年ぶりだか4年ぶりだかにコレ(最新作)が出て。

待ちすぎて首が2センチほど伸びてしまっていた私は、

いつもならば明屋に注文するところなのだが、

手っ取り早く入手するために(心のなかでスキップしながら)タワーにて購入。

はやる気持ちを押さえながらディスクをトレイに乗せた。

歌いだすステレオ。


が。


なんていうか、

あまりに楽しみにし過ぎて。

あるいは、

前作が好き過ぎて。



あんまりピンと来なかったのだ。

軽くショックを受けた私は、それ以来コレを封印していた。



だが今日、なんとなーく、久しぶりにかけてみた。

ん?

なんかこないだより良くなってるような??

CDなので、今日の演奏はイマイチ、とか、今日はバッチリ絶好調だぜ、

とか有り得ないのだが、

明らかにこないだ聴いたときよりも魅力アップしていた。

耳が慣れたのだろうか。

前回聴いたときは、『コレあんまりケイクっぽくないなあ』と思ったのだが、

今回は、前回見えてなかった音の輪郭がハッキリくっきり見えて、

ものすごく心地よく耳に馴染んだのだ。


乾いた空気のなかで鳴らされるトランペット、

耳に射しこむ機械音と歌うようなギターの音。

ジョン・マックレアの放つ声は砂埃の中をゆったり漂っていた。


これだ!

これなんだよう!


メンバーの素性とか、バンドの歴史とか、サクラメントがどこにあるかとか、

そんなこと知らなくたっていい(開き直り)!!

こんな素敵なロックがあること。一緒に歌えば不安は消えていくこと。

大げさではありますが、私は彼らに出会えて幸せなのであります。

ピィース!


なんか、日本のどっかであるロックフェスにケイクが出るらしい、

という情報を耳にしましたが、

お願いです、ケイクの皆さん、九州にもいらしてください!




追記・・・



お昼、姫路から遊びに来ていた古い友人と食事。

結婚の約束までして一緒に暮らしていた彼女とすれ違い、

浮気をされて、許せなくて、怒鳴りつけて、怖がられて、別れて、

長くどん底の状態だったらしい。


結婚てなんだろう。なんの約束だろう。


私には結婚願望がないのでうまく理解できない。

でも私たちが年老いたとき、もし私が先に死んでしまったとして、

きはらんをひとりぽっちにはさせたくないので、

それならば子供を作ろうかな、と思ったりはするのだが。


結婚。

結婚。

結婚。


ヒロシです